どうも。スーパーカーブーム時代にBOXYのボールペンでスーパーカー消しゴムを走らせまくった1971年、昭和46年生まれのワタシです。
ランボルギーニ・カウンタックにミウラ、フェラーリ365GT4BBに、ロータスヨーロッパ。当時の小学生男子の嗜み。コミュニケーションの要。誰もがテーブルの上に作った障害物コースでレースを楽しんだっけ。
しかし当時は、今みたいなネットがない時代。情報のインプット源は、グラビアよろしく子供向け雑誌のカラーページくらいで、1枚の写真を透明下敷きに入れて、1つの情報を大事に大事に、それはもう大事にしていた。
だから身近なクルマといったら、親父のローレルC30、親戚のスカイラインC210、R30鉄仮面、ブルーバード610に、近所のにーちゃんが乗っていたフェアレディZ S30。
そして、道を行く働く自動車の数々でした。
将来の夢の1つも、トラックの運ちゃんだった。だってドライバーや職人のにーちゃんたちがカッコよかった。その彼らが颯爽と乗り込むクルマが光って見てたんです。
1つ1つのオブジェクトが機能を示すはたらく自動車
時は過ぎまくった2020年。日産自動車にお呼ばれして、日産のはたらく自動車を見てきました。短パンTシャツだったころの自分が戻ってきた。そりゃ心のなかのワクワクさんがソワソワしますよ止められない。
NV350をベースとした高規格準拠救急車のパラメディックの中身。理路整然としたレイアウトに圧倒されます。
車内でも成人男性が立てるほどのハイルーフ。手の届くところに必要な機材がすべて揃っているかのようで、インテリアのオブジェクトのすべてが機能性に繋がってる。無駄のない動線を想像するだけで、山盛りごはん案件です。
存在感のあるコイツは電動ストレッチャー。一人の救急隊員でも負担低く、安全に救助者を乗せることができる機材。どうしよう、人を救うための、ストイックな機構の数々に泣きそうだ。機能美、と一言でまとめたくない自分がいるよ。
東京・江東区のタクシー会社、八洲自動車が導入しているセレナベースのタクシーは、2020年以降の時代に欠かせない仕様です。
「感染防止対策車」の文字をご照覧あれ！
前席と後席間を厚手のPVCのクリアシートで仕切ることで、喋り・咳の飛沫の影響を受けにくくなっています。スピーディに改装できる仕様で、車両を長期間休ませなくてもいい、というのがポイントでしょう。
こちらのNV200バネットは、ウイルス感染者の送迎にも使える仕様です。
運転席はトラック感ある。シートの後ろに即パネル。
前席と後席を鉄板で、物理的に区切る仕様。エアコンの空気の流れも別の経路となっているとのこと。
また後席の天井部に換気扇をつけることで、前席と後席で気圧差を作り、隙間から後席の空気が前席に入り込むことを防止する仕様にもできるそうです。
これこそ、2020年現在、もっとも求められているはたらく自動車かも…。
好きなとこで仕事ができる。これもまた2020年現在に求められている
いままで紹介してきたはたらく自動車はプロ用でした。こちらはコンシューマー用。NV350キャラバンをベースに、オーテックジャパンが改装したNV350キャラバンマルチベッドです。
サードシートのない5人乗りで、荷台に長さ176cm、横幅151cmのフラットベッドを組み込んだモデルなのですが、オプションでテーブルがつけられるんです。
これ、いい。欲しい。これもまた、2020年の現在に求められているコンシューマー用はたらく自動車だ。はたらける自動車だ。
水回り、キッチンスペース、追加バッテリー、FFファンヒーターなど、いわゆるキャンピングカーなカスタムをするとなると1年2年の納車待ちは当たり前の世の中です。
NV350キャラバンマルチベッドだったら、そこまで納期かからないんじゃないかなって。それにオートキャンプ場などでの車中泊なら、フル装備はいらないし。
それよか、テーブルですよテーブル。コイツがあればドライブ中、すっごく景色のいいとこでのワーケーションに、即ダイブ。ナーウ。
運転席や助手席に座りながらの仕事もできるっちゃできますが、リアゲート開きっぱなしで開放感たっぷりにしたほうが、いいアイディアも生まれそうじゃないですか…！ くわっ！ と開眼できそう…。
運転しながら、荷室の座席＆テーブルは使っちゃいけないんですけどね。
ドハデなGT-R トミカ50周年記念仕様 designed by NISSANの実車もあったけど、ホントに憧れたのはNV350キャラバンマルチベッドでした。今の僕にとって、もっとも身近なはたらく自動車だなって。
NV350キャラバン マルチベッド
日産パラメディック
セレナ
NV200バネット
GT-R トミカ50周年記念仕様 designed by NISSAN（トミカ）