緊急事態宣言だから美術館に行かれない?なら銭湯に行けばいいじゃない(ただし9月5日まで)

シェアする

テルマエ・ロマエ
テルマエ・ロマエ

銭湯、入ってますかーっ?

下町育ちで子どもの頃から銭湯好き(というか幼い頃は家にお風呂がなかった)なワタクシ、いいオトナになった今でも、家のお風呂をほとんど使うことなく、日々銭湯通いをしています。家や職場の近くにはいい銭湯があって大好きだし、どこかに出かけたついでに、帰りに知らない街の銭湯に入るのも楽しいんですよね。

そんな私のもう一つの趣味が「美術館に行くこと」。クラシックな名画もいいけど、現代美術はもっと好き。そんな私にとって、去年から今年にかけてあちこちの美術館が休館や時短営業に追い込まれている事態は本当にツライです。面白い絵が見たいよ……美術館に行きたいよぉぉぉ……。

5/26から9/5まで、都内の銭湯に現代アートなペンキ絵が出現するよ!

……と、そんなことを思っていたら面白いイベントが始まったことを知りました。それが、2021年5月26日から9月5日まで都内銭湯で行われる、「TOKYO SENTO Festival 2020」(東京銭湯フェスティバル)。結構盛りだくさんなので、一つずつ説明しますね。

まずは「銭湯アート」。銭湯の壁面に描かれている絵(定番は富士山の絵)のことを「ペンキ絵」っていうんですが、そのペンキ絵がいろんなアーティストとのコラボペンキ絵になるんです。

期間中、コラボペンキ絵が見られる銭湯は
 1. 弁天湯(吉祥寺):「みいつけた!」湯
 2. 八幡湯(代々木八幡):古代バラネイオンの湯
 3. ひだまりの泉 萩の湯(鶯谷):アール湯ルット
 4. 金春湯(銀座):湯覧線(ゆうらんせん)
の4カ所。それぞれ4人のアーティストがコラボしているので、すべて違うペンキ絵になっているそう。1はNHK Eテレ「みいつけた!」のアートディレクター大塚いちおさん、2は『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさん、3は青木尊さん&星清美さん、4は大原大次郎さん。

古代バラネイオンの湯

このイラストがどうペンキ絵になってるんだろうという感じですが……「みいつけた!」を観ていた方なら「みいつけた!」湯は絶対楽しいだろうし、私は『テルマエ・ロマエ』はマンガも映画も好きだったので古代バラネイオンの湯も気になるし、アール湯ルットはもちろんアール・ブリュットなので現代アート好き的には要注目だし、湯覧線はプロジェクションマッピングを使ったペンキ絵ということでどんなのか全然想像つかないし、と4つ全部楽しそうです。

この夏、都内銭湯でスタンプラリーをすると、てぬぐいがもらえる(しかも2種類!)

銭湯好きの方は「スタンプラリーで手ぬぐいもらえる」って経験ある方も多いかもしれません。今回の銭湯フェスティバルでは、東京都の銭湯組合が主催で、2回もてぬぐいがもらえるスタンプラリーを実施するそうです(いよっ!太っ腹!!)

1回目はオリンピック期間中で7月23日~8月8日。この17日間に都内5カ所の銭湯を回ると、ヤマザキマリさんデザインのオリジナル手ぬぐいがもらえます。先着7000名。

2回目はパラリンピック期間中で8月24日~9月5日。この13日間に都内3カ所の銭湯をめぐると、アール湯ルットデザインのオリジナル手ぬぐいがもらえます。こちらは先着4000名。

スタンプは都内の銭湯(東京銭湯組合加盟銭湯)ならどこでも押してもらえますが、プレゼントに引き換えてもらえる銭湯は都内40カ所。スタンプラリーの詳細はこちらを確認するとよさそうです。→PDF

アートなのれん&銭湯店主さんのハッピもかわいい

私も先日銭湯に行ってきたんですが、ペンキ絵アートをやっていない都内銭湯でも、東京銭湯フェスティバルののれんがかかってるし、店主さんがオリジナルのハッピを着ていて、「おっ、東京銭湯フェスティバル始まったんだな!」という感じでした。

早いところペンキ絵やってる4カ所にお風呂入りに行きたいし、夏になったらスタンプラリーもしっかり回って手ぬぐいGETしようともくろんでます。いやー、銭湯って、最高ですね!東京住んでてよかった!!

参考リンク:東京銭湯フェスティバル