君がいないと、生きていけない冬「たつみや」(東京・下高井戸)

シェアする

もち、焼き立て限定で。

日本を代表するスイーツ、たい焼き。庶民のおやつとして、明治時代から作られてきた一品。作り方にはいろんなスタイルがあり、「タピオカ粉を使ったもっちり感が美味美味しい」と白いたい焼きがブームとなったこともありますが、僕としては下高井戸のたつみやのたい焼きこそがリファレンスだと言いたい。雄々しく猛々しく唱えたい。

まず羽つき。そして生地がカリッとパリッとシャキッとしている。生地の甘みは控えめで、スーツをびしーっと着こなしたかのようなシャープなダンディさがある。

つぶ餡は尻尾の先までたーっぷり入っているし、甘み控えめで小豆本来の風味が生きている。飽きずにさらっといただけちゃう。

もひとつ一杯のお茶が怖いなんていいたくなる甘さMAXのたい焼きは、餡の量が控えめがちだけど、たつみやのたい焼きが違う。これは古くからの伝統の味だろうと、冬となるとこの味が恋しくなるのです。

そして、このたつみやには「居酒屋たつみ」という居酒屋が併設されているのですが、ここのたい焼きメニューも最高に美味しいのです。カリっと焼き上げたたい焼きをさらに素揚げした一品で、カラシをちょんとつけて食べると、焼酎お湯割りのツマミに合うんですよ。

たつみや