【笹塚】母なる広く深い海、永福町大勝軒の味を1人サイズで

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おや? 大勝軒? こんなところに?

ある日のこと。笹塚観音通り商店街の奥まで歩いていくと、「大勝軒」ののれんが掛かったお店がありました。大勝軒というと、つけ麺で有名な東池袋の系譜とともに、煮干し醤油スープの永福町系の2系統がありますよね。さて、こちらのお店はどちらの大勝軒でしょうか。

永福町の系譜でした。レンゲで、熱をにがさないようにと浮かんだラードと共にスープをすくうと、煮干しの香りが塊で押し寄せてくる永福町大勝軒テイスト。柔らかめに茹でられた麺も永福町大勝軒テイスト。

インパクト重視の店の味に慣れていると、地味と思うかもしれません。スープに浮かぶラードも薄めです。しかし地味を滋味と変換しなおして食べ進めていくと、飽きなき永福町大勝軒のDNAをしっかりと受け継いでいることがわかります。

一言でいうと、優しさ感じる味なのです…。

しかも小サイズがある! 永福町大勝軒好きな人類の誰もが待ち望んでいた普通サイズが!

中華麺小が800円。味もサイズも、価格も優しめ。おつかれのときでも無理せず食べられる永福町系の味。これは、いいお店です。

大勝軒(笹塚)