いきなりのハイテンションで申し訳ない。そしてニョニャ料理ってなんなのよ、というご質問もごもっともです。それ一体なんなのよ、のニョニャが、渋谷で食べられます。
まずは、ニョニャってなんなのよ。ということ。
プラナカンが作る料理のことを、ニョニャ料理と呼びます。プラナカンとは、15世紀後半からマレーシアやシンガポールにやってきた、中国系移民の子孫のこと。彼らは現地の女性と恋に落ちて結婚し、中国やマレーの文化とヨーロッパの文化をミックスさせた独自の文化を築いてきました。そのプラナカンがつくる料理が、ニョニャ料理。そしてそれは、母から娘へ、娘からその娘へと代々受け継がれてきた家庭料理です。プラナカン達は交易を生業とするものが多く、きっと彼らの生活の中にはありとあらゆる文化の入り混じる汽水域があり、その奥様方は、海外へ行って戻ってこない旦那様を思いながらお料理を作っていたのでしょう。交易を生業としているコミュニティの料理が独自の発展を遂げていくのは、インドのチェティナードと似ていますね。そして、建築物のそれも独特のものであったりするのもそっくり。ニョニャの建築物はパステルカラーなんですって!何それかわいい。そして、文化って場所が違っても条件が似ていると同じように発展することがあって面白い。
そんな、マレーシアでも独特の進化を遂げ、土着し、今は郷土料理としてレストランでも提供されるようになったニョニャ料理。日本でこれ食べられるところってほとんどないんですよ。でもねえ、今、偏愛食堂で食べられるんですよこれ。ランチメニューにはナシレマッのような割とメジャーなメニューもありますが、とりあえずディナーメニューの時間に突撃してきたよ。どうぞお写真をご覧くださいませ。




この中でもまあ面白かったのはチキンライスボール。ボウルじゃないのよ、丼ではなくて、なんていうか、海南チキンライス的なやつを因数分解したやつ。米はボール状に、チキンは骨ごとぶつ切りに。黒・赤・白のソースついてます。そしてこれのね、食べ方がね、スクラップ&ビルド!ご説明しましょう。









(というわけでカレー細胞さん、実演ありがとうございましたw)
なんとも、不思議な食べ方、でもこれ美味しいんです。鶏フワッフワで、ご飯も味付きで、ソースも色々あって、何人かでシェアするにもちょうどいい。むしろ積極的にシェアしていきたいタイプ。(でもあたしはほぼ一人でこれ食べましたけどね。。。両手に箸と肉とスプーン持って食べてたら、進化の途中のホモサピエンスって言われましたwww)
そんな偏愛食堂のニョニャ料理は3月17日から3月29日まで!これ、行くか行かないかを迷ってる場合ではなく、むしろ会期中に何回行けるか、って感じです。いやー、ワクワクしますね。ちょいちょい通う予定でおります。次は青いニョニャナシレマッを食べたい。言えるかどうかは別として。