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歌舞伎町職安通りの味仙は、名古屋と違って癒やしの台湾味。ルーローハンの雑幸感がたまりません


海外本場の味を喰らいたい。日本で本気で喰らいたい。その思いを胸にTwitterを見ていたら、新宿と大久保の間、職安通り沿いにあるお店で、台湾のストリートの味わいそのもののルーローハン(魯肉飯)が食べられるという口コミがあるじゃないですか。店の名前を見たら…「心斎橋味仙」。

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マ? 味仙? 名古屋のあそこ? 辛くてウマい台湾ラーメンがいただける味仙?

でも店名に”心斎橋”の名前が入ってる。餃子の王将と大阪王将みたいに、凄惨な過去があったのかな…。と思いきや。この歌舞伎町にあるお店は名古屋の味仙(みせん)由来ではなく、道頓堀の味仙(あじせん)。歴史を紐解くと、九州の台湾料理店・味仙で修行した初代オーナーが大阪・ミナミで1981年にオープン。事故が原因で2017年に惜しまれながら閉店となりましたが、有志が集って復活プロジェクトにチャレンジ。2018年に復活したんですって。

だから、名古屋の味仙にはないルーローハンが”うまい”店として有名みたい。なんで大阪から歌舞伎町にやってきたんだろ、という疑問はあるものの、ともあれ食べにいかなきゃ!

店頭にある「味仙」の看板。「心斎橋店」「なんこめ店」「福岡店」の電話番号が並んでいますが、これは当時の心斎橋味仙で使われていた看板なのでしょう。

密とならないように、1席飛ばしで座るようになっているカウンター。背後にはメニューの解説があるのですが、四川麺のところに注目です。よっぽど辛いのでしょう。「ケツとケツアツの弱い人はご遠慮ください」ですから。またルーローハンはスープがつく単品(600円)と、麺類セット用のルーローハン(200円)があります。

そして気になるのがツォンユバンメン(葱油拌麺)。ネギ油そば! 先日、池袋のマイクロチャイナ、中華フードコードの友誼食府で食べたネギ油そばが異様にウマかったんですけど、もしかしてここのヒトサラも…。

僕が頼んだのはタンツーメン(担仔麺750円)、セットルーローハン(200円)。上に乗っているのはセロリのみじん切りです。めずらしい? よね?

塩味な台湾麺と、辛いザーチャンメン(炸醤麺)のハーフ&ハーフみたい。辛さでいったら10段階で3~4で、ピリ辛でもやさしい味でほっこりするんです。そしてセロリが大事てか主役だよセロリ。青臭さが9割吹き飛んで、さわやかさだけが残ってる。シャキシャキの食感はもちろんそのまま。ほんのりとした甘みと苦味が鶏ガラ出汁のスープと手を取り合ってマイムマイムしてる。

これは飲んだあとのシメに最強種。カッときてスカッと抜けてく名古屋味仙の台湾ラーメンとは違った魅力があります。比べちゃダメダメ、台湾麺料理のウマさのバリエーションがあるものだと捉えないと。

細切れミニマム豚角煮丼というべき、ルーローハンもやってきました。味付けはあっさりめでトロミはついていませんが、脂身とよく火の入った玉ねぎがねっとりとした食感も作ってて、これはウマい。そして、そうですよ。この粉っぽさが大事なのよね。八角のパウダーもしくはウーシャンフェン(五香粉)からくる雑幸感があるからこそ、本場台湾の屋台の雰囲気がぐわーっと盛り上がってくる。

これは優勝でしょう。

コクあり激辛方面にパラメーターをふった四川麺もあるし、水餃子とかチャーシュー盛り合わせとか味玉トッピングとか、お酒のおつまみによさそうなお皿が多いのもステキ。またいくいく。食べてみたいメニューが多すぎだもの!


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