代田橋サバニの沖縄そばが美味。出汁に豚肉も使うし背脂も入れるダイナミック沖縄味

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豚の旨み、甘みの厚みがすっごいの。

代田橋から徒歩3分くらい。沖縄タウンにはランチタイムから美味しい料理を食べさせてくれるお店が揃っています。沖縄タウンといいつつしゃけ専門店や、欧風カレーが得意な店もあるんだけど、多様性って大事だよね。

多様性といえば、沖縄そばも多様性から生まれた味と言えるでしょう。もともとは中国料理文化から伝わってきたトンコツ出汁を使っていたそうですが、そこに日本の出汁文化であるカツオ出汁が加わったダブルスープとなったみたい。

で。今回ピックアップしたいのがこの沖縄そばです。

沖縄タウンの奥にある、マイクロなアーケード商店街めんそーれ市場のまた奥にある「沖縄酒場サバニ」。こちらのお店が「沖縄ソウルフードそば屋サバニ」として、現在ランチ営業も実施中なんです。

お昼のメニューはこちら。スープと麺が選べる沖縄すば(そば)です。角煮スライスのような三枚肉が入った沖縄すば(700円)、大きな軟骨ソーキが入った特大ソーキすば(880円)、美味しいとこ全部入りな全のせすば(990円)の3つのメニューがありますが、スープは豚とカツオのダブルスープか、沖縄厚削りのカツオ出汁。麺はゆで麺か生麺が選べます。バリエーションが適度に多くて、制覇したくなる感じある!

やってまいりました。ダブルスープ×生麺の全のせすばです。ソーキ、でっけえな!

でっけええな!

まずはスープを一口飲むとゴリッとした衝撃きた。コロナ禍前に食べた同店の沖縄そばは、酒のシメにパーフェクトマッチする優しげなメランコリック・カツオ節全開だったけど、コイツの豚由来の旨味の強さも惚れちゃうわこんなん。

普通の沖縄そばはトンコツ出汁&カツオ出汁の組み合わせだけど、サバニのスープは三枚肉とトンコツ(背骨・げんこつ)の旨味を抽出したものなんですって。さらに、仕上げに背脂というコクをトッピングしてる。そこから生まれる味は、豚の風味が先に立ってくるしスープもどっしりしているし、めっちゃうまーい。

沖縄のどこだったかな。波の上ビーチのほうの居酒屋で食べた沖縄そばがこんな感じだった。ちょっと残った獣っぽさ荒々しさが「男の人ってこういうのが好きなんでしょ」につながってる。

でもこのガッツな強さはお酒が欲しくなる。と感じてきたら、コーレーグースの出番ですね! 島とうがらしを泡盛に漬け込んだ沖縄県の調味料で、スープの味をキュッと引き締めてくれるとともに、辛さとアルコールが身体に染み渡っていくといい酒飲んだしシメも美味かったなーという満足メーターがてってってれーと高まってく。

いやあ、美味しかった。またいきます!!!

沖縄ソウルフードそば屋サバニ