
子ども食堂事業の『JEO』、牛丼が人気の『吉野家』、フードデリバリーサービスの『出前館』が共同で、児童養護施設にあたたかい食事を無償提供すると発表しました。
■コロナ禍で影響を受ける児童養護施設
これが本格的に展開するようになれば、コロナ禍で多大な影響を受けている児童養護施設の子どもたちを助けることに繋がるのは間違いないでしょう。三者が共同で発表したコメントを一部引用してご紹介します。
■三者の共同プレスリリースコメント
「現在も、あらゆる生活環境、家庭環境により、施設などで食事を摂る子どもたちが多く存在しています。この取り組みを通じて、そのような子どもたちが少しでも「食事」を楽しむ時間を提供できればと考えています」(引用終了)


■お弁当を運ぶのは『出前館』
この取り組みは2021年3月から開始されるとのこと。最初はテストフェーズとして一部の『吉野家』店舗からお弁当を5つの児童養護施設にデリバリー。お弁当を作るのは『吉野家』で、お弁当を運ぶのは『出前館』の役割のようです。
より具体的な取り組みも発表されています。ひとつの児童養護施設に1回につき上限30食を無償提供するそうです。回数は現時点で3回を予定ており、2021年3月、4月、5月にデリバリーを予定しているとのこと。
無償提供を希望する児童養護施設が募集されていましたが、現在は終了しています。今後、継続されることになれば、また募集があるかもしれないですね。
■食事だけではない「あたたかさ」
想像で語ることは控えるべきですが、コロナ禍で苦境に立たされている人たちが多い昨今、児童養護施設のスタッフや子どもたちもネガティヴな状況下に立たされているのは同じだと思われます。JEO、吉野家、出前館の取り組みは「あたたかいお弁当」だけではない「心のあたたかさ」を灯すことに繋がるのではないでしょうか。

※すべての料理と子どもたちの画像はイメージです